新型コロナウィルスの脅威がいまだ続く中、世界中の人々が祈りを捧げる姿を目にします。人はなぜ祈りを捧げるのでしょうか。誰のために、何のために...。東京造形大学では会津若松の仏壇メーカー、アルテマイスターとの産学連携プロジェクトを通じて、時代を経ても途絶えることない祈りをテーマに、これからの「祈りのかたち」についてワークショップを重ねてきました。このたび2020年2月にアルテマイスターのギャラリーにて開催した「祈りのかたち」展の第2弾として、その成果を発表します。モノだけでなくコトの提案におよぶ今回の展示から皆さんは何を感じますか? 皆さん自身のこれからの「祈りのかたち」について思いをめぐらせてみてください。
会期2021年3月2日(火)〜3月7日(日)
開場時間11-20時(7日は17時終了)
会場aiiima 2
入場無料
aiiima 2(渋谷ヒカリエ8階 Creative Lounge MOV内)
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1
・東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」B5出口と直結
・JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結
※画像は検討中のプロトタイプです。
会津若松プロジェクト
伝統的な地場産業の活性化を目指して、東京造形大学と会津若松市が共同研究を行うプロジェクトで、2012年にスタートした。これまでに学生、教員が何度も現地に足を運び、会津木綿や会津塗の製造背景を活用したプロダクトの開発に取り組んできた。ここ3年は仏壇メーカーのアルテマイスターと産学連携プロジェクトを発足し、これからの「祈りのかたち」をテーマにプロダクトの開発に取り組んでおり、最終的には商品化を目指している。
アート・デザインの力で地場産業の可能性を広げることを目的とするこのプロジェクトでは、現地でのフィールドワークが重要なプロセスとなる。学生たちは木材加工を得意とするアルテマイスター、会津の伝統工芸である会津木綿の工場などを訪れリサーチを行った。
学生とアルテマイスタの両メンバとでワクショップを重ねることで、具体的なプロダクトのアイデアを詰めていく。コロナ禍においてはオンラインを通じてディスカッションを行うこともあった。
学生によるデザイン案は、モックアップを繰り返しつくることでブラッシュアップされていく。商品化を目指すこのプロジェクトでは価格についても検証をしながら制作を進めた。
2021年3月に渋谷ヒカリエ内のaiiima2で開催された展示の様子。映像やインタラクティブな体験型の展示に来場者が関心を寄せていた。ここでのリアクションは今後の商品開発に活用していく。
プロジェクトメンバー
《kemari》チョウ カキン、リ シイツ、リ チヒロ、岩森咲季、橘玲慧
《お守りハンカチ》川本健太、ケイ シエン、シュウ トウ、コ ゲンケイ、ユー シャンハン、コウ ガイ、コウ シュカン、岡田谷有生、和田拓真、品川悠佳子
《Hiyori》小柴優
《makoro》工藤壮生、早川剛生
《WISH》リ リンイ
担当教員森田敏昭、清家弘幸、後藤大樹、高須賀活良、川名宏和
空間構成森田敏昭
グラフィックデザインLABORATORIES
映像制作SETENV
施工株式会社コムラボ
企画制作東京造形大学、文化星人
お問合せ東京造形大学 企画・広報課
TEL:042-637-8111
メール:kikaku[at]zokei.ac.jp
同時開催
aiiima 1《カーボンニュートラル リノリウムの新しい使い方展 フォルボ×東京造形大学 大学院》
新型コロナウイルス感染防止対策について
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・マスクを着用し、咳エチケットにご協力ください。
・発熱や咳などの症状がある方は、ご来館をご遠慮ください。
・入場時に検温・体調などの確認をさせていただく場合があります。
・行政機関の要請等により開場日時を変更する場合があります。